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レポート

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【ジオガイド養成講座】第2回”ジオストーリーづくり体験ワークショップ”

 

NPO法人桜島ミュージアム理事長 福島大輔さん

11月から始まったジオガイド養成講座!
第2回は桜島ミュージアムの福島大輔さんを招き、”ジオストーリーづくり体験ワークショップ”を開催しました。

とても楽しいワークショップになりましたので、その様子をレポートします。

福島さんは、火山地質学の博士であり、桜島錦江湾ジオパークにある”桜島ミュージアム”の理事長でもあり、さらには、ガイドの実践も行うなど、桜島をフィールドにマルチに活躍している方です。
(桜島ミュージアムHP)

そんな福島さんに、ジオストーリーとは何か?を講義していただき、後半は、グループに分かれてジオストーリーづくりのワークショップを行いました。

鹿児島ではなぜ、「芋焼酎」が作られているのか?
雨ではなく、「灰」が降る日がある桜島の日々の暮らし。
私たちの知らない桜島の日常と、その背景にある火山とのかかわりをわかりやすく教えてくれました。

 

そして、後半は「ジオストーリーづくり」のワークショップ。

まず、土佐清水にある「不思議」なことをみんなで出し合い、想像力を膨らませて、どんなジオストーリーがありそうか考えます。

そこで出てきたのが、これらのテーマ
◎地名 
◎海とのつながり
◎なぜ、土佐清水には散髪屋とたこ焼き屋が多いのか?

テーマ別に3班に分かれて、これらのテーマの背景にあるストーリーを考えます。

特に興味深いのが、3つめの「散髪屋とたこやき屋」
言われてみれば、小さいまちなのに、散髪屋とたこ焼き屋はたくさんある。
散髪屋なんかは、市街地だけでなく、小さい集落にもある。
どうしても、気になってしょうがない魅惑的なテーマです。

それについて「なぜ」を真剣に考えましたので、散髪屋が多いということの背景にある仮説のストーリーを紹介します。(時間の都合で「たこやき」については検討ができませんでした。)

真剣に考えると、それらしい仮説がたくさん立てられるもので、散髪屋が多い謎には、以下のようなストーリーが出てきました。

 

散髪屋が多いのは、黒潮が関係している!!

 

とういうのも、
○土佐清水は黒潮の影響で温暖な気候。
○温暖な気候は血行を良くし、頭髪の成長を促進させるため、毛量の多い人が多い。
○半島地形が黒潮の反転流を生み、土佐清水周辺は古くから好漁場として栄えた。
○そのため、魚の内臓なども余すことなくよく食べる。
○髪の毛の成長を促進させる成分である亜鉛が含まれている貝。土佐清水の人は多種多様な貝を食べ、春には嬉々として磯でながれこをはじめとする貝を採る。
○漁師さんは航海から戻ってきたら、お風呂に入って、髪を切って、ひげを剃ってさっぱりして、夜の街に遊びに行きたい。
  ↓
以上のような理由から「土佐清水には散髪屋が多い」

あくまで仮説ですが、とてもそれらしい理由だと思います。

「なぜ、土佐清水の人は貝をよく食べるのか?」「なぜ?好漁場なのか?」そこに地質・地形のつながりを見つけられれば、立派なジオストーリーになります。

ジオストーリーは作るものではなく、身の回りのことに、「これは何?」「なんでだろう?」と疑問を持ち、そこから発見するのが「ジオストーリー」です。

「散髪屋が多い」という気づきから見えてくる土佐清水のまちの歴史や自然。
やっぱりジオパークって面白い。
そう思わせてくれた、あっという間の3時間でした。
福島さん、ありがとうございました。

(事務局 作田)

掲載日:2018年12月07日

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